水道水に含まれる残留塩素について
このページでは、水道水に含まれる残留塩素についてご案内します。
残留塩素とは
水度水は、湖や河川から取水された水を浄水場で消毒し上水道から家庭まで届けられます。この水の中には多くの病原菌などが含まれていますが、家庭で安心して水を使えるようにするために、水は塩素による殺菌処理がされています。塩素処理で殺菌することにより水は飲用できるようになり、また腐らずに家庭まで届けることができます。そして、この塩素処理の際に水の中に残ってしまう塩素を残留塩素と言います。
料理用の水、飲み水として提供するためには塩素処理は必要不可欠で、必ず一定の残留塩素があるように水道法でも定められています。しかし塩素を必要以上に摂取した場合には喘息を始めとする健康への悪影響や、塩素の副生成物であるトリハロメタンによる健康被害が懸念されます。
- 水道局における水道水質基準では、上水道から提供される水の残留塩素の最低基準値は0.1mg/ℓ以上と水道法(水道法施行規則)によって定められています。これは、水の安全性を確保するために満たす必要がある最低限の基準値となります。
総トリハロメタンについて
総トリハロメタンは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、ジブロモクロロメタンなどの有害物質の総称で、水に含まれる有機物と塩素の化学反応から生成される発がん性物質です。トリハロメタンを摂取し続けると、喘息の悪化、アトピー性皮膚炎の悪化、内蔵や中枢神経への悪影響、流産など健康に悪影響を与えるリスクがあります。
総トリハロメタンの成分 | 内容 |
---|---|
フルオロホルム | 有機化合物、フロンガスの一種です。 |
クロロジフルオロメタン | オゾン層の破壊や地球温暖化の原因となり、クロロホルムから合成されます。 |
クロロホルム | 呼吸器、腎臓、肝臓などへの悪影響が確認されており、発がん性の可能性があります。 |
フルオロホルムブロモジクロロメタン | 腎臓、肝臓などへの悪影響が確認されており、発がん性の可能性があります。20℃で気化すると、極めて急速に有害濃度に達することがあります。 |
ジブロモクロロメタン | 発がん性の可能性があります。 |
ブロモホルム | 長期においては腎臓、肝臓などに悪影響を与えることがあります。また中枢神経系に影響を与える可能性があります。 |
- トリハロメタンの除去には10~20分程度の沸騰が有効と言われていますが、飲み水を毎回煮沸するのは面倒です。また中途半端な沸騰で水だけを蒸発させると、逆に濃度が上がってしまうことも指摘されています。
水道水の有害物質について
水道水には、安全に家庭まで届け利用できるように、水道法第4条(厚生労働省令)に基づく水質基準が定められています。家庭で利用している水道水は水質基準をクリアした水となりますので、原則的には安全であるということになりますが、残留塩素を含む有害物質が残っていることは否めません。また浄水場から水道管や貯水槽などを経由することで水質が落ち、カルキ臭などを感じる場合もあります。
今では低価格やレンタルで利用できる家庭用の浄水器も多く販売されており、浄水器を通すことで水道水に含まれる残留塩素やカルキ臭を除去・ろ過することができ、美味しく安全な水へと変わります。
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